呼吸器機能障害者団体

低肺とは

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「低肺」とは、一般的に「慢性呼吸器不全」「呼吸器機能障害」のことを指し、酸素を取り込む量が少なくなることで、生活に影響がでてくることが多々あります。

具体的には、”間質性肺炎”、”COPD”、”肺結核後遺症”、”ぜんそく”などの慢性呼吸器疾患で、症状により激しい息切れを訴え、加齢と共に進行し治ることのない難病です。

また、この病気が原因となり呼吸機能障害者にも該当していきます。こうした病気と障害の両方を同時に表現できる言葉として、肺機能が低下した者、すなわち低肺機能者と呼んだのが会の名前の由来です。

低肺機能者は高齢者に多く、病状の進行に伴い入退院を繰り返し、やがて24時間酸素吸入(在宅酸素療養)が必要となります。しかし、的確な治療と”呼吸リハビリテーション”や適度な運動により、その進行を遅らせることが出来ます。

最近は社会の高齢化が進むとともに、低肺機能者も増加しており、特にタバコが原因とされる”COPD”が急増しています。病気に対する知識や周囲の理解が不足しているため、急性増悪におちいって命を失うケースが多発しています。

こうした慢性呼吸器疾患と上手に付き合うには、正しい知識を持ち日常生活の自己管理を徹底することが必要です。そして、そのための社会支援が不可欠です。

私たちは、すべての保健所による「呼吸リハビリ教室」の実施と同時に、”在宅酸素療養者”への訪問看護の実施とホームヘルパーの支援を切望しています。

また、”在宅酸素療養者”が老人施設への入所を拒否されたり、災害時の酸素補給と避難など、生命に直結する多くの問題が未解決のままになっています。

私たちは、慢性呼吸器疾患患者が明るく精一杯生きたいと願い、同じ悩みを持つ者同士が励ましあう事のできる「患者会」を目指しています。

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